【OBSでFF14配信】2020Update:ここは考慮してほしいと思う、配信時の注意事項

2018年1月23日火曜日

動画 配信

FF14の動画生配信について、なるべくわかりやすくなるように説明するシリーズ記事を最近書かせていただいているんですが、私の書き方が足りないところとかがあって、それぞれの記事で書ききれていないというか、説明を怠っていた注意事項が何点か見つかりました。
※ご指摘いただいた方に感謝!

その反省も踏まえて、改めて、FF14というゲームを配信するときにはここに注意して欲しいよ!というポイントを、記事としてまとめさせていただきたいと思います。

New!:2020/7/16 最新情報を元にアップデートを行いました。



記事内容とSSにはなんの関係もありません。

※今回の記事内容は過去シリーズに書いた記事内にある「注意事項」のリライト版です。
※FF14の動画配信については、スクウェア・エニックス社さんから「ファイナルファンタジーXIV 著作物利用許諾条件」として記載されています。今回記載するのは、これを一読した上で、文章に載っていない部分を個人的に解釈したものですので、参考として捉えてください。
※今後パッチなどにより、今回書いた内容(一部、もしくは全て)が正しいものではなくなる可能性がありますので、予めご了承ください。

  1. 他のプレイヤーさんが映り込む可能性を考慮する
    FF14はMMORPGです。
    MMORPGとは、一つのワールド(サーバー)に沢山の人がログインして遊ぶゲームです。
    なので、ゲーム中に他のプレイヤーさんが画面内に写り込みます。
    当然のことながら、配信中も同じことなのですが、プレイヤーさんの中には動画配信に自分が映ることを嫌う人がいる、ということを覚えておいてください。
    知らないうちに自分が配信されていて、知らないどこかで色々と言われてしまう…といったトラブルが起こる可能性もあります。
    なので、「プレイヤーが画面に映ってもその人が誰なのか特定しにくくする工夫」をしておいたほうがベターです。
    FF14の設定の中には、ネームプレートの表示設定を細かく切り替える項目がありますので、それをうまく使うようにするといいでしょう。

  2. チャットログが画面に映ることを考慮する
    1つ目の項目と同じようでいて、もっと重要な項目です。
    FF14のログ表示ウィンドウには、自分自身を含め、周囲にいる人やリンクシェル・フリーカンパニーチャットなどを通して、いろんなプレイヤーの会話・エモートなどのログが表示されていきます。
    これらにももちろん、プレイヤー名が含まれます。
    会話ログの中には、配信には関係がない人のログが含まれたり、問題のある発言が含まれてしまったりする可能性がありますし、配信に関係があっても、見せない方がいいテキストがあったりするかもしれません。
    なので、生配信をされている方は、チャットログを別の画像を使って隠していることが多いです。(自分も配信時にはそうしています)
    このログを隠す機能は、OBSの機能を使うことで行うことが出来ます!
    【OBSでFF14配信】チャットログを隠す方法

  3. PCで流している音楽がすべて配信で流れてしまうことを考慮する
    FF14を遊ぶ時に、いつもの音楽に飽きてしまって、他の曲を流しながら遊んでいる人もいると思います。
    そんな環境下で動画配信を行うと、
    一緒に流している曲も、配信の中に流れてしまいます。
    「そのことの何が問題なの?」と思う方もいるかもしれませんが、この点に関しては、先にも上げた「ファイナルファンタジーXIV 著作物利用許諾条件」に以下のような記載があります。
    動画にファイナルファンタジーXIV以外の楽曲、音声データをのせることは禁止です。但し、ご自身の音声をのせることはできます。
    そのため、配信をする時は、FF14の音楽とプレイヤーの音(声)を聞かせる、という形にするのが、規約に則った音楽の流し方、という事になります。
    ただし、FF14の楽曲の中でも、動画では使ってはいけない曲がありますので、「ファイナルファンタジーXIV 著作物利用許諾条件」に記載の「利用できる著作物」及び、別紙に定められた条件を確認するようにしてください。
    JASRAC許諾が必要な曲については、配信後にアーカイブの公開が停止されてしまうこともあります。
    また、メインテーマでありながら著作物として使用できない曲もあります。

    Answers/Dragonsong/Revolutions(アレンジ曲含む)
    これらの曲はスーザン・キャロウェイさんによるボーカル曲なので、動画・配信には使えないことになっています。
    ただし、一部のバトルコンテンツでこれらの曲やアレンジバージョンが使われたりしているので、それらが生配信で流れてしまうのはある程度しょうがない、という判断みたいです。(お友達が吉田P/Dにあるイベントで直接聞いたそうです)
    また、FF14にはこれ以外にもボーカル曲がたくさんありますが、そのほとんどは配信に使っても特に問題ないと判断されています。
    ご存知の方も多いと思いますが、上で上げたもの以外のボーカル曲のほとんどは、サウンドディレクターの祖堅正慶さんを始めとするスクウェア・エニックスの社員の方々により歌われているため、権利関係をクリアしたのです!
    また「千年の暁 ~朱雀征魂戦~」は朱雀役でもある声優の南條愛乃さんが歌っているボーカル曲ですが、こちらは祖堅さんのしっかりとした根回しにより、著作物として使用できることになっております。
    ギネスに載るぐらい楽曲あるのに…(あるからこそ?)
    すごいよね、FF14の音楽。

  4. 楽器演奏機能で演奏している人が映り込む可能性を考慮する
    前の項目とも少し関連するのですが、パッチ4.15で楽器演奏機能が実装されて、吟遊詩人達が色々なところで曲を演奏することが出来る機能が実装されました。
    ただ、この機能は規約的にとてもギリギリのラインで実装が行われており、機能を使用する前に(ゲーム内にも関わらず)楽器演奏に関する規約が表示され、それに従うというチェックをPCに行わせるほどで、とてもデリケートな機能と言ってもいいでしょう。
    「ファイナルファンタジーXIV 著作物利用許諾条件」では以下のような記載になっています。
    ゲーム内の「楽器演奏」を使用している動画については、演奏されている楽曲がファイナルファンタジーXIVゲーム内で使用されている楽曲(Answers/Dragonsong/Revolutions(アレンジ曲含む)は除く)の場合に限り掲載することができます。
    そのため、動画配信の際には、FF14以外の楽曲が演奏されている様子が配信に乗らないように配慮をする必要があります。自分で演奏しているわけではなくても…です!)
    街中で、いろいろな曲を演奏している方がいる可能性は十分にありえますからね…。
    楽器演奏機能自体が実装されたてのものなので、今後の機能拡充に期待していくしかない部分もあるのですが、現時点では、下記の設定で回避できるようです。

    「システムコンフィグ」→「サウンド設定」(一番上のスピーカーアイコン)から「プレイヤー効果音の音量」の中から「楽器演奏」をミュート

    テキストコマンドの場合: /performsounds 0
    楽器演奏の音量を変更するコマンドです。後の数字が音量の数値なので、0ならミュート、100がフルボリュームです。


注意事項多すぎですよね…!
でも、このあたりのことを知っているのと知らないのとでは、いざ問題に直面した時の対応が変わってくると思います。頭の隅に入れておくだけでもいいので、覚えておいてくださいね。