【OBSでFF14配信】OBSとYoutube Live機能を使ってFF14で遊んでいるところを簡単に配信する方法

2018年1月11日木曜日

Youtube 動画 配信

本記事は2018年に作成されたものです。
YouTubeの仕様が変わって「Youtube Studio」にて配信することがデフォルトになりましたので、注意事項等も含めて書き直した最新版を参照してください。


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最近ちょくちょく、FF14などのゲームを遊んでいる様子を配信しています。
(昔もやっていたから、どちらかというと久しぶりに…かな?)

そうしたら、フレから「動画配信のやり方を教えて!」とお願いをされました。その人にはチャットなどを交えて簡単なやり方を説明したのですが、他にも興味を持った方がいらっしゃった様子。
せっかくの機会なので、私が動画配信を行う時の手順をまとめてみようと思います。
ロケ地:デュランダル、リムサ・ロミンサ上甲板層

※今回の記事を作成するにあたり、以下のページを参考にさせていただきました。ありがとうございます。
【OBS(Studio)】Youtube Liveでライブ配信する方法
※今回の記事は動画配信の経験がなく、「とにかくFF14でライブ配信をやってみたい!」と思っている方向けの記事なので、細かい記載を省いている場合があります。もっと詳細な設定を知りたい場合は、上記記事リンクを始め、解説ページがたくさんあるので、そちらを参考にしてくださいませ。

目次

必要なもの
手順1:OBSを手に入れよう!
手順2:Youtube Liveで動画配信できるよう準備しよう!
手順3:OBSからYoutube Liveに配信データが届くようにしよう!
手順4:FF14の画面をOBSに表示して、どんな画面が配信されるか確認!
手順5:ストリーミング管理画面を設定して、配信前の最終準備!
手順6:さぁ、配信を始めよう!
注意事項:配信を行う前に覚えておいてほしいこと
最後に


必要なもの


  1. Youtubeのアカウント(持っていない場合は登録してください)
  2. OBS(Studio)
  3. FF14 ←そりゃそうですよね(笑)

手順1:OBSを手に入れよう!

動画配信を行うために使うソフトウェアを入手します。
OBSを使う理由は色々ありますが…ぶっちゃけ配信画面をカスタマイズするのが楽だからです。

ソフトウェアは、OBSの公式ページからダウンロードしてインストールします。


ページの中に「Download OBS Studio」ボタンがあるので、そこからダウンロードして、インストール作業を行います。指示に従い「次へ」と進めるだけでインストール作業は完了します。

捕捉:OBSにはClassicというバージョンがありますが、様々な機能があり便利なため、OBS Studioの利用をオススメします。

手順2:Youtube Liveで動画配信できるよう準備しよう!


YoutubeのTOP画面を開いて、Youtubeにログインしましょう。
ログインすると、右上にアイコンが表示されているので、そこをクリックすると出てくるメニューから、「クリエイターツール」を選択します。


画像は、作ったばかりのアカウントでの表示例です。
すでにアップロードした動画などがある場合は、ここに動画一覧などのデータが表示されます。


今回は、動画配信が目的なので、「ライブストリーミング」をクリック。


ライブ配信についての説明が出てきます。
「こうするといいですよ!」という感じのことが出てくるのですが、とにかく始めたいので「はじめる」ボタンをクリック。


ここで、アカウントの確認作業が入ります。電話番号での確認作業を行うことになりますので、電話を用意して、指示に従ってください。


「確認済み」画面になれば、準備OKとなります。
「次へ」を押すと…。


こんな感じのストリーミング管理画面が出てきます。
今後は、毎回確認作業をしなくても、クリエイターツール画面から「ライブストリーミング」をクリックすると、この画面に切り替わるようになりますよ。

手順3:OBSからYoutube Liveに配信データが届くようにしよう!

今度は、Youtube Liveの配信サーバーに、OBSから配信したデータが届くように設定を行います。

先程開いたストリーミング管理画面を下にスクロールしていくと…。


「エンコーダーの設定」というボックスが出てきます。
ここにあるサーバーURLとストリームキーをOBSに設定して、Youtube Liveにデータが届くようにしましょう。

ストリームキーは、通常、「●●●●●●●」という感じで非表示になっていますが、横にある「表示」ボタンを押すことで表示されます。
(注意!)表示されたキーは、絶対に他人には教えないでください!!Youtube Live管理画面でも注意喚起されますが、知られてしまうと誰でもあなたのチャンネルで配信ができてしまいます。

では、ストリームキーを設定するため、OBSを起動しましょう。

※普段私が使っているOBSのスクリーンショットなので、初回起動時とは異なる文字などが出ています…。たしか、デフォルトだと左下の「シーン」のところに並ぶ文字列が1行のみになっているはずです。


それでは、ストリーミングキーの設定をしましょう。
右下の方にある「設定」ボタンをクリックします。


設定画面が別のウィンドウで開きますので、左側のメニューから「配信」をクリックすると、下のような画面になります。


OBSでは、一般的なストリーミングサービスの設定があらかじめ用意されているため、細々なセッティングをしなくても、とりあえず配信をしてみることが出来ます。

この配信設定画面で、以下のように設定を行います。

配信種別:ストリーミングサービス
サービス:Youtube / Youtube Gaming
サーバー:Primary Youtube ingrest server

そして、ストリームキーです。
Youtube Liveのストリーミング管理画面で表示されたストリームキーをコピーして、OBSの設定箇所にペーストします。
正しくペーストされたかどうかは、「表示」ボタンで確認することが出来ますので、連打して同じキーを2回入れてしまった、などの間違いがないか確認しておいてください。

手順4:FF14の画面をOBSに表示して、どんな画面が配信されるか確認!

いよいよ、FF14の配信画面を用意していきます!

まずは、FF14を起動してください!
最初のランチャーでログインして、タイトル画面が出てくるところまでいけば、この後の設定が可能です。

ではOBSを設定していきましょう。


画面左下、「ソース」というボックスの下の方にある、「+」ボタンをクリックしてください。



ずらっと、配信ができるいろいろなものがリストで出てきますが、ここでは「ゲームキャプチャ」を選択します。



別ウィンドウで「ソースを作成/選択」という画面が出てきます。
ここは、新規で作成するので、「新規作成」を選び、下のテキストボックスには好きな名前を入力します。
デフォルト名は「ゲームキャプチャ」なので、名前をつけるのが面倒であればそのままで構いません。
設定した内容を確認後、「OK」を押すと、



プロパティ画面が開きます。
「モード」の選択リストから、「特定のウィンドウをキャプチャ」を選択します。
すると、その下に「ウィンドウ」という選択リストが追加されるので、そこに表示されるリストから…。



「FINAL FANTASY XIV」と書かれているウィンドウを見るけて、選択します。
すると…。



起動しているFF14の画面が、プロパティの部分に表示されます。
表示を確認できたら、「OK」を押します。

OBSの画面に戻り、FF14の画面が表示された状態になっていれば、OBS側の準備は完了です。




手順5:ストリーミング管理画面を設定して、配信前の最終準備!

ここまでの手順が完了していれば、OBSの「配信開始」ボタンを押すだけで、配信がスタートします。
しかし、もしかすると、いきなりカクカクの画面が配信されてしまう可能性もゼロではありませんし、事前にチェックしておきたいところもあるでしょう。

なので、配信をいきなり始めてしまう前に、Youtube Liveのストリーミング管理画面のセッティングを行いましょう。



これは、私が時々行っているYoutube Liveのストリーミング設定画面です。
設定内容について、上から順番に説明していきます。

上に出ている画像部分:ストリーミング中に、配信されている内容が表示されます。ストリーミングを行っていないときには、サムネイル画像が表示されるようになっています。
サムネイルは、配信画像下にある「サムネイルを変更」ボタンを押して、画像をアップロードすれば、好きな画像をサムネイルに出来ます。



サムネイルを切り替えたところをちょっと拡大。
他に設定しておく項目はその下にあります。

基本情報/ストリームオプション…の並び:「基本情報」が赤く表示されていればOK。
その下の1行のテキスト入力欄:配信タイトルになります。好きな名前をつけてください。
その下の複数行テキスト入力欄:配信内容の説明を記入するところになります。どんな配信なのかを説明する文章を入れてください。
※画像では入れ忘れてますが、ここに「ファイナルファンタジーXIV 著作物利用許諾条件」に従い、以下の文章および著作権表記を入れるのがベターです。
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
Copyright (C) 2010 - 2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
※上記の表記は随時変わりますので、常に最新のものをチェックして掲載するようにしてください。

次のストリームをスケジュール:配信スケジュールが決まっている時にこのチェックボックスをクリックすると、いつから配信するよ、ということを告知できます。いきなり配信する場合は設定しません。
カテゴリ:ゲーム配信なので、リストから「ゲーム」を選択します。
その下の1行のテキスト入力欄:ゲーム名などを入れるところです。「ファイナルファンタジーXIV」と記載しておくと、Youtubeがゲームタイトルをキービジュアル付きで載せてくれたりします。
プライバシー:配信の範囲を設定します。リスト形式で表示されるのでいずれかを選択します。
公開:誰でもこの配信を見ることが出来ます。
限定公開:配信URLを知っている人だけが、この配信を見ることが出来ます。
非公開:公開されません。配信を見れるのは自分だけです。

「プライバシー」の設定を使えば、実際に配信を始める前に「非公開」で配信がちゃんと行えているか確認することが出来ますし、「限定公開」にしてお友達に「ちょっと配信したいからちゃんと写ってるかどうかチェックしてみて!」というお願いをすることが出来ます。

手順6:さぁ、配信を始めよう!

簡単に、とタイトルに掲げていたわりには、随分と長い説明になってしまいました。
ですが、いよいよ準備完了です。

OBSのウィンドウから、「配信開始」ボタンを押せば、Youtube Liveのストリーミング管理画面にゲーム画面が映し出され、動画配信が始まります!



※配信を終了する時は、同じボタンが「配信終了」に変わりますので、それをクリックすればOKです。

注意事項:配信を行う前に覚えておいてほしいこと

今回、簡単にFF14を遊んでいる様子を動画配信する方法をまとめさせていただきました。
ただ、FF14はオンラインゲーム(MMORPG)ですので、気をつけていただきたいことがあります。
ぱぱっ!と配信を始めてしまう前に、是非ご一読いただければと思います。
※FF14の動画配信については、スクウェア・エニックス社さんから「ファイナルファンタジーXIV 著作物利用許諾条件」として記載されています。今回記載するのは、これを一読した上で、文章に載っていない部分を個人的に解釈したものですので、参考として捉えてください。
※今後パッチなどにより、今回書いた内容(一部、もしくは全て)が正しいものではなくなる可能性がありますので、予めご了承ください。

  1. 他のプレイヤーさんが映り込む可能性を考慮する
    FF14はMMORPGです。
    MMORPGとは、一つのワールド(サーバー)に沢山の人がログインして遊ぶゲームです。
    なので、ゲーム中に他のプレイヤーさんが画面内に写り込みます。
    当然のことながら、配信中も同じことなのですが、プレイヤーさんの中には動画配信に自分が映ることを嫌う人がいる、ということを覚えておいてください。
    知らないうちに自分が配信されていて、知らないどこかで色々と言われてしまう…といったトラブルが起こる可能性もあります。
    なので、「プレイヤーが画面に映ってもその人が誰なのか特定しにくくする工夫」をしておいたほうがベターです。
    FF14の設定の中には、ネームプレートの表示設定を細かく切り替える項目がありますので、それをうまく使うようにするといいでしょう。
  2. チャットログが画面に映ることを考慮する
    1つ目の項目と同じようでいて、もっと重要な項目です。
    FF14のログ表示ウィンドウには、自分自身を含め、周囲にいる人やリンクシェル・フリーカンパニーチャットなどを通して、いろんなプレイヤーの会話・エモートなどのログが表示されていきます。
    これらにももちろん、プレイヤー名が含まれます。
    会話ログの中には、配信には関係がない人のログが含まれたり、問題のある発言が含まれてしまったりする可能性がありますし、配信に関係があっても、見せない方がいいテキストがあったりするかもしれません。
    なので、生配信をされている方は、チャットログを別の画像を使って隠していることが多いです。(自分も配信時にはそうしています)
    このログを隠す機能は、OBSの機能を使うことで行うことが出来ます!
    【OBSでFF14配信】チャットログを隠す方法
  3. PCで流している音楽がすべて配信で流れてしまうことを考慮する
    FF14を遊ぶ時に、いつもの音楽に飽きてしまって、他の曲を流しながら遊んでいる人もいると思います。
    そんな環境下で動画配信を行うと、
    一緒に流している曲も、配信の中に流れてしまいます。
    「そのことの何が問題なの?」と思う方もいるかもしれませんが、この点に関しては、先にも上げた「ファイナルファンタジーXIV 著作物利用許諾条件」に以下のような記載があります。
    動画にファイナルファンタジーXIV以外の楽曲、音声データをのせることは禁止です。但し、ご自身の音声をのせることはできます。
    そのため、配信をする時は、FF14の音楽とプレイヤーの音(声)を聞かせる、という形にするのが、規約に則った音楽の流し方、という事になります。
    ただし、FF14の楽曲の中でも、動画では使ってはいけない曲がありますので、以下の楽曲はなるべく流さないように配慮しましょう。

    Answers/Dragonsong/Revolutions(アレンジ曲含む)
    これらの曲はスーザン・キャロウェイさんによるボーカル曲なので、動画・配信には使えないことになっています。
    ただし、一部のバトルコンテンツでこれらの曲やアレンジバージョンが使われたりしているので、それらが生配信で流れてしまうのはある程度しょうがない、という判断みたいです。(お友達が吉田P/Dにあるイベントで直接聞いたそうです)
    また、FF14にはこれ以外にもボーカル曲がたくさんありますが、配信に使っても特に問題ないと判断されています。
    ご存知の方も多いと思いますが、上で上げたボーカル曲以外は、サウンドディレクターの祖堅正慶さんを始めとするスクウェア・エニックスの社員の方々により歌われているため、権利関係をクリアしたのです!
    ギネスに載るぐらい楽曲あるのに…(あるからこそ?)
    すごいよね、FF14の音楽。

  4. 楽器演奏機能で演奏している人が映り込む可能性を考慮する
    前の項目とも少し関連するのですが、パッチ4.15で楽器演奏機能が実装されて、吟遊詩人達が色々なところで曲を演奏することが出来る機能が実装されました。
    ただ、この機能は規約的にとてもギリギリのラインで実装が行われており、機能を使用する前に(ゲーム内にも関わらず)楽器演奏に関する規約が表示され、それに従うというチェックをPCに行わせるほどで、とてもデリケートな機能と言ってもいいでしょう。
    「ファイナルファンタジーXIV 著作物利用許諾条件」では以下のような記載になっています。
    ゲーム内の「楽器演奏」を使用している動画については、演奏されている楽曲がファイナルファンタジーXIVゲーム内で使用されている楽曲(Answers/Dragonsong/Revolutions(アレンジ曲含む)は除く)の場合に限り掲載することができます。
    そのため、動画配信の際には、FF14以外の楽曲が演奏されている様子が配信に乗らないように配慮をする必要があります。自分で演奏しているわけではなくても…です!)
    街中で、いろいろな曲を演奏している方がいる可能性は十分にありえますからね…。
    楽器演奏機能自体が実装されたてのものなので、今後の機能拡充に期待していくしかない部分もあるのですが、現時点では、下記の設定で回避できるようです。

    「システムコンフィグ」→「サウンド設定」(一番上のスピーカーアイコン)から「プレイヤー効果音の音量」の中から「他人」をミュート

    テキストコマンドの場合: /soundeffectsother 0
    ※他人の効果音の音量を変更するコマンドです。後の数字が音量の数値なので、0ならミュート、100がフルボリュームです。

    ただし、楽器演奏だけではなく、他のエフェクト音も消えてしまうのでご注意ください。
    (なお、パッチ4.2のアップデートにて、楽器演奏専用のボリューム設定がシステムコンフィグに追加されるようです。今後の機能拡張にも注目しておきましょう)


注意事項多すぎですよね…!
でも、このあたりのことを知っているのと知らないのとでは、いざ問題に直面した時の対応が変わってくると思います。頭の隅に入れておくだけでもいいので、覚えておいてくださいね。


最後に

その昔、「FF14のユーザーイベントを動画形式で紹介する」というYoutube Live番組『イベント情報LIVE「メガネ屋!」』というものをやっていました。
色々な動画配信実験みたいなことを兼ねてやっていたんですが、一人でやるには大変すぎたため、第6回で一区切りをさせていただいているんですが、この配信も、OBSを使って行っていました。
ログ隠しやクロマキー配信、配信の中にブラウザの画面を表示させて内容を表示するなど、様々な動画配信に関する小技を実験しながら行ってきた番組で、もしかしたら…FF14の動画配信で色々な企画をしたいと思っている人の参考になるかも…いや、ならないかなぁ…。

OBSを使えばここまで出来るんだ!? というくらいの指標にはなるかもしれないので、
もし、お暇があったら御覧くださいね。

過去に配信した放送のアーカイブはこちらに残っています : FF14 UserLive CH



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記事内容には過不足もあるかもしれませんので、そのあたりは気づき次第修正・追記していくか、別の記事でまとめる、などいたします。

ややこしい、難しいと言われている動画配信についての敷居が、これで少しでも下がればいいなぁ、と思います。
自分も何か配信したいんだけど、いいネタが思いつかないなぁ…。